スモールゴールの重要性について考える。
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先日、会社メンバーと伊吹山へ登山に行ってきました。伊吹山は標高こそ1,377mとそこまで高くはないのですが、標高差が1,292mあり、難易度としては上級レベルに該当する山です。最近、登山熱が再燃している私としては、とても楽しみな気持ちもありつつも、上級レベルの登山に対して、かなり不安感も抱きながらの登山となりました。

伊吹山

そして、いざ登山をしてみると、山の形状や登山ルートは、富士山に少し似ていました。というのは、入山すると間もなく山頂が見えはじめ、1合目から10合目(山頂)までの表示が明確にあり、ジグザクに登る部分や山頂近くはゴツゴツとした岩を登る部分もあり、2010年に30歳の記念で登った富士山登山が蘇ってきました。

さてさて、事前に「上級レベル」という情報を得て不安感を持ちつつ登ったわけなのですが、実はその1ヶ月前に登った中級レベルの「竜ヶ岳(標高1,099m、標高差1,081m)」よりもなぜか楽に登れました。標高や標高差、難易度だけで比べれば絶対に「伊吹山」の方がキツいはずですが、なぜ今回は楽に感じたのか?恐らく、フィジカル的には今回の方がキツかったと思うのですが、メンタル的に楽だったのが大きかったと思います。

その大きな要因の一つが、「スモールゴール」が明確に表示されていたことです。

先述の通り、1合目から、2合目、3合目、…、8合目、9合目、山頂!とそれぞれ細分化されたゴールが表示されているため、最終ゴールの山頂を見ればまだまだ先なのですが、スモールゴール間の距離や高さはそこまでキツくはありませんので、目の前のスモールゴールを一つ一つクリアしていくことに集中ができました。

一方、2週間前に登った「竜ヶ岳」は、レベルこそ中級ですが、山頂も見えず、スモールゴールも表示されていないため、今どこまで進んでいるのか?あとどのくらいで登頂できるのか?がわからず、フィジカルよりもメンタル的にしんどかったのかもしれません。

上記は登山での話ですが、ランニングでもそうですし、料理や家事、子育てや教育、企画書などの資料作成、顧客へのプレゼンテーション、マーケティング戦略の策定、自社ホームページの制作、交流会やイベントの実施、新規事業の立上げ、経営計画や事業計画の策定、部下の目標管理マネジメント、などなど、挙げればきりがありませんが、何事においても最終的に達成したいゴールや目標があります。

それは当然、人それぞれで、その時々で、大小様々あれど、いずれにしても最終ゴールをいかに達成できるか日々考えて人は行動していますが、その最終ゴールの達成率を高める際に、先述のスモールゴール(最終ゴールまでのプロセスを細分化)を明確化するかしないかで、大きな差が生まれると思います。

1.スモールゴールを設定するメリットとは?

下記に、スモールゴールを設定するメリットを整理してみます。

集中力が高まる

そもそも論ですが、ゴールや目標自体が曖昧な場合、人は集中力が高まりません。漠然と「痩せたい」と思っているよりも、「5kg痩せる」という目標を設定した方が、そのために何をするかを考えますし、その目標に向かう集中力は高まります。
そして、最終ゴールが明確化されたら、「1ヶ月で1キロずつ痩せる」「1週間で0.25kgずつ痩せる」など、その過程を細分化したスモールゴールも明確にすると、更に集中力は高まります
人は、あまりにも遠いゴールが見えてしまったり、そこにフォーカスしてしまうと、現状との差を計り、その差が大きければ大きいほど、あきらめてしまいがちですよね。ですので、「千里の道も一歩から」のように、スモールゴールを明確化することで、それを一つ一つクリアしていくことで集中力を高めていきましょう!

達成感を積み重ねられる

最終ゴールしか設定していない場合、達成感を得られるかは最終ゴールを迎えた時点の1回のみとなりますが、スモールゴールを設定すれば、設定した数だけ達成感を得られる回数が増えます。行動科学マネジメントでも提唱されているように、まずは小さい成功体験をしていくことが、次の行動の先行条件(動機づけ)となり、目標達成への行動が強化されていきます
小さな目標達成(成功体験)が積み重なれば、自信にも繋がりますし、成長感も得られますので、更に次も達成したい、という内発的なモチベーションも高まり、最終ゴールの達成率が上がる可能性が高まるかもしれません。

進捗が見える化される

また、スモールゴールは「マイルストン」にもなりますので、今どこまで進捗していて、あと残り(不足)がどのくらいなのか、そのためには、残りの時間でどのように段取りしていかなくてはならないか、などなど、目標やゴールに対して時間軸で進捗を捉えられるようになります。目標やゴールには必ず時間軸がセットされているため、達成率を上げるにはこの「時間軸」が非常に重要となります。

軌道修正ができる

時間軸に加え、スモールゴールがあることで、その時点での過不足が明確になり、次のスモールゴールまでどのように対策や改善を図っていくかを考える軌道修正の回数が増えます。これも、最終ゴールのみ設定している場合は、軌道修正のタイミングは、最終ゴールを迎えた時点の1回のみとなりますが、スモールゴールが設定されていれば、軌道修正の回数もその分だけ増えます。
目標達成においては、この修正回数が非常に大きな要素となります。スポーツにおいても、事業においても、修正回数が多い(≒修正スピードが速い)チームや組織がやはり勝利する確率も高まります。

2.スモールゴールの設定方法とは?

では、そのスモールゴールはどのように設定すれば良いのか、を最後に整理していきます。これは様々な設定方法があると思いますが、今回はとてもわかりやすく有名でもあるフレームワーク「SMARTの法則」をご紹介します。

SMARTの法則とは?
SMARTの法則とは、ジョージ・T・ドラン氏が1981年に発表した目標設定法です。目標達成を実現させるために欠かすことのできない『Specific』、『Measurable』、『Assignable』、『Realistic』、『Time-related』という5つの成功因子で構成されているSMARTの法則は、発表から35年以上経過した今でも多くのビジネスマンに活用されています。

BizHint「SMARTの法則」
  • Specific(具体的である)
  • Measurable(計測が可能である)
  • Assignable(役割と権限を割り当てている)
  • Realistic(実現可能である)
  • Time-related(期限設定がされている)

まとめ

現在、スモールゴールを設定されていない場合は、ぜひ設定していただき、最終ゴール(目標)の達成率を上げていただきたいと思いますし、もし既にスモールゴールを設定されている場合は、上記のSMART5要素が正しく設定されているかを今一度確認していただければと思います。

このスモールゴールは、KPI(重要業績評価指標)と表現されたりもしますし、マイルストンと表現されたりもしますが、いずれにしても、いかに集中力高く、そして軌道修正の回数とスピードを高められるかが、目標達成率の向上につながりますので、ぜひ、今一度、事業成長に向けてマーケティングとマネジメントのスモールゴールを整理してみてください!!

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