日本では周知のそばアレルギー、外国人は食べて大丈夫⁉︎

2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、海外でも和食に対する注目度は年々増加傾向にあります。
蕎麦も古くから食される和食の一つ。しかし、このそばには他の和食と違って注意しなければならない点があります。
それは、日本では多くの方に知られるそばアレルギーの存在

人によっては呼吸困難を起こすなど、場合によっては命の危険も起こりうるもの。
しかし、海外の方にとって蕎麦はポピュラーの食材ではなく、このアレルギーについては殆ど知られていません。
もし、このそばアレルギーを持った外国人が日本にきて、知らずに蕎麦を食べたとすると、、、ちょっと恐ろしいですよね?

 

北海道発祥⁉ピンチをチャンスに変えた︎会心のアイデア。

通常であれば外国語で書いた注意書きを見せたり、リスクを避けてそばを提供しない事が無難です。しかし、そんな蕎麦を安心して外国人にも楽しんでもらおうと面白い施策を考えたのが、北海道は札幌にある「230蕎麦街道推進委員会」のこのような取り組み。

*引用元:230そば街道推進委員会プレスリリース

浮世絵のステッカーをそば湯に浸して体に貼ることによって、アレルギーチェックができるというものです。
アレルギーがある人には、浮世絵の一部が赤く浮き上がり、すぐに判別できるという仕組み。実はこのステッカーが、実際にアレルギーが出てしまった人からも、日本旅行でのお土産体験として好評になっているそうで、そばアレルギーの危険性を周知しつつ外国人の方に日本文化も楽しんでもらえる検査という事で、大変賞賛する声が上がっています。

そばアレルギーのリスクを外国人の方は、楽しみながら回避でき、そばを提供するお店側は、安全に日本伝統の蕎麦を楽しんでもらう事ができます。

双方にとってメリットのある素晴らしいアイデアですよね。
もし、こんなアイデアを体系立てて生み出す事ができればどうでしょう?
ビジネスの大きな助けになるのではないでしょうか?

*引用元:230そば街道推進委員会

アイデアはこうして作られる

実はアイデアの考え方は、決してクリエイティブな要素だけで生み出されるのではなく、ある法則に当てはめる事で成立できます。

アイデアの作り方や、考え方について書かれてある本がいくつかありますが、ここでは「アイデアのちから」という全米で150万部のベストセラーになった本に書かれている記憶に焼きつくアイデアの6原則についてご紹介します。

記憶に焼きつくアイデアとは?

 

記憶に焼きつくアイデアとは、相手に理解され、記憶に残り、持続的な影響力を持つという意味になります。

この本の著者であるハース兄弟は、記憶に焼きつくアイデアの研究に没頭するなかで、6つの共通点を発見しました。

アイデアの6原則(SUCCESs)

ハース兄弟が発見した6つの共通点とは、単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴えかける物語。これらのアルファベットの頭文字をとって、「SUCCESs」(サクセス)と呼ばれています。

アイデアのほとんどは、浮かんでは消え、実現されないまま無くなってしまうケースが多いと思います。

せっかく浮かんだアイデアを活かすための手段である、このSUCCESs(サクセス)のフレームワークに当てはめて研ぎ澄ます事で、人を動かすアイデアを作り出す事ができます。

① 単純明快である(Simple)

アイデアの核となる部分をどうやって見極めるべきか。については大変悩むところ。
ここでは、短ければいいというものではなく、インパクトが強いだけなものも好ましくないとあります。単純明快であって、しかも重みや深みがあるものを考えてみましょう。

アイデアを記憶に焼き付ける二つのステップとして、

核となる部分を見極める事。
SUCCSEsチェックリストを使って核となる部分を言葉にする事。

とあります。

短いフレーズで誰にでもわかりやすく、深い意味を持つことわざは単純明快の良いお手本と言えます。

 

② 意外性がある(Unexpected)

アイデアに関心を持ってもらうにはどうすればいいのか?についても悩みが深い部分です。ここでは、相手の予想を裏切るような意外性が必要である。とあります。

アイデアが生き残るようにまずは相手を驚かせ、興味と好奇心を生み出すようにしましょう。注意点として、ウケ狙いは避ける事。奇を衒いすぎると大きな問題に生じる恐れがあります。

飛び抜けた顧客サービスを提供する百貨店として有名なノードストローム意外性のあるサービスは、この意外性を考えるうえで大変参考になるはずです。

③ 具体的である(Concrete)

アイデアをわかりやすく理解してもらうためには、工夫が必要です。ここでは、人間の行動や五感を通じてアイデアを説明する必要があります。人間の脳が記憶として定着させるのは、具体的なデータでなければなりません。

具体的にする理由は、記憶しやすいからです。

人間の記憶の実験でも、人は視覚化しやすい具体的な名詞(リンゴ・メガネ)を覚える方が、抽象的な名詞(作為的・概念)を覚えるよりも定着しやすい事が証明されています。

アイデアをターゲット全員に同じように解釈してもらうためには、具体的に伝える事を念頭におきましょう。

④ 信頼性がある(Credible)

考えたアイデアを信じてもらうにはどうすればよいか?ここを払拭して信頼してもらうためには、アイデアを相手に検証してもらう必要があります。この場合、数字のみを頼るのではなく、実際の声を聞く事が重要です。

顧客に自ら真偽を確かめてさせる方法は、「検証可能な信頼性」とあります。

私たちが普段よく目にする「お試し期間」や「試供品」は、検証可能な信頼性から生まれたアイデアと言えます。

⑤ 感情に訴える(Emotional)

アイデアを心に響かせるにはどうすればよいか?

そのためには相手が大切に思っているものに訴える必要があります。しかし、相手が大切に思っているものは十人十色。一人一人に焦点を当てていくのは難しいですよね?ここでは、誰もが大切にしている自分自身に焦点をあて、相手の自己利益にあたるものに訴えていくこととしています。

自己利益にあたるものの考察には、心理学における動機付けとして有名な「マズローの欲求段階」などを参考にすると良いでしょう。

⑥ 物語性がある(Story)

最後に考えたアイデアを行動に移してもらう必要があります。では、どうすればよいでしょうか?
そのためには物語を伝える事が大切で、頭の中でイメージさせる事によって迅速かつ効果的に対処する事ができます。
「私がピアノの前に座ると、みんな笑った…。でも弾き始めるとみんな黙った。」

典型的な敗者復活の物語を、たった一文で表現した印刷広告史上最も有名と言われているこの伝説のコピーは、感情に訴える物語を凝縮させたものといえます。

まとめ

「アイデアのちから」による記憶に残るアイデアのつくりかたの6原則についてお話しました。

ここまでの話をまとめますと、アイデアの考え方、影響力を与える方法として「単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語。」かどうかにチェックしてみる事が、記憶に焼き付けるアイデアの抑えるべきポイントです。

どのような価値創造をして、その価値を相手に届けるか?

記憶に焼きつくアイデアで、相手に良い影響力を与え続けるようにする事でお互いが豊かになれる関係を持続する事ができるかと思います。この著書には、他にも数々のアイデアによる事例なども紹介されており、読んでみるとハマる方もたくさんおられる本ですので、まだ読まれていないという方は一度読んでみると面白い発見が得られるかと思います。

今回の内容がお役に立てれば幸いです。

 

 

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