
ネット集客を行う上で避けては通れないのは「競合に勝つ」ということです。ユーザーはインターネットで商品やサービスを探し、競合と比較し、最終的にユーザー自身が納得して初めて購入に繋がります。
ここでは、ユーザーが商品やサービスを比較する段階で、あなたの商材が選ばれる確率を少しでも引き上げるためのランディングページを作るための考え方をお伝えします。
今回は本来の意味であるユーザーが最初に訪れるページとしてのランディングページではなく、購買に繋げるためのセールス色が強い、よくある縦長ランディングページをどう改善していくかを焦点に話を進めたいと思います。
よくあるランディングページの構成
ランディングページを作る際に、今では王道と言われている構成がいくつか存在しています。これは、ユーザーの購買意欲を高めるため、いわゆる実際に商品の購入やサービスへの申込みをしてもらうために、必要だと言われている要素になります。
ランディングページに必要な要素
まずは、ランディングページに必要な要素をいくつかピックアップしてみます。
- 訴求を明確にしたキャッチコピー
- 商品・サービスの説明
- 商品・サービスを手に入れることで得られる価値(ベネフィット)
- ユーザーの共感(よくある悩みや課題、問題提起など)
- 権威による信頼性のアップ
- ビフォアアフター
- 利用者、お客様の声
- 競合する商品・サービスとの比較
- 商品・サービスの価格
- FAQ
- 明確な問い合わせや購入方法(CTA)
細かく分けていけば、ランディングページを強化できるポイントは多岐にわたりますが、だいたいはこんなところでしょうか。100%断言できるとは言えませんが(過去、本当にシンプルな構成で作った方がCVRが高かった時もあるので)まず、王道に則ってランディングページを作るなら、この辺りの要素が盛り込まれています。
しかし、この内容に則ったランディングページは世の中にたくさん存在するようになってしまいました。
是非あなたも「ランディングページ 構成」や「ランディングページ 作り方」などのキーワードで検索をしてみてください。だいたい似たような構成を勧めてくれる、より詳しい記事がたくさんアップされているでしょう。
下手をすれば、せっかく作ったランディングページなのに、いざ世に出してみると、競合他社のランディングページの方が内容も充実して魅力的なランディングページを作っていて、比較検討された結果、自分たちの商品・サービスが選ばれず、他社にユーザーを奪われてしまうなんてもことありえます。
では、どうすれば他社よりも有利になるランディングページを作ることができるのでしょうか?
まずは競合のランディングページをしっかりリサーチする
ランディングページを作る時に陥りがちなのが、自分たちの商品やサービスをアピールすることに精一杯で、ユーザーが商品を「比較」することを忘れてしまっていることです。
もちろん、商品やサービスの魅力を余すこと無くアピールすることは必要ですが、負けないランディングページを作るためには、まず競合となる相手を明確にして、自社ランディングページ vs 他社ランディングページだということを意識することも重要です。
競合のランディングページに掲載されているコンテンツを把握する
競合となる相手を明確にした後は、そのランディングページに先述したランディングページに必要な要素がどれだけ組み込まれているのかを確認します。
例えば、訴求が明確なキャッチコピーを使っているのか、お客様の声は掲載されているのか、ビフォアアフターが豊富に掲載されているのか等、ランディングページのコンテンツに目を向け、競合がどの程度のコンテンツを作り込んでいるのかを把握していきます。
負けないランディングページは競合よりもコンテンツを豊富に準備する
競合のランディングページに掲載されているコンテンツを把握出来たら、次は自分たちのランディングページの構成、および掲載出来るコンテンツを洗い出します。
ここで重要なことは、競合のランディングページよりもコンテンツを豊富に準備することです。
もし、競合のランディングページが、
- お客様の声が無かったら
- 信頼性の高い紹介が無かったら
- 価格帯が曖昧だったら
- ビフォアアフターが掲載されていなかったら
- キャッチコピーが抽象的なものだったら
というような状態であれば、自分たちのランディングページでは、
- お客様の声を豊富に掲載する
- 業界で権威ある人物や団体と交渉して後ろ盾を作る
- 価格帯を明確にわかりやすくする
- ビフォアアフターを掲載して購入前後をイメージしやすくする
- ペルソナに合わせた得られる価値が明確なキャッチコピーを準備する
などを意識して盛り込むことで、競合と差をつけていくことが可能です。
まとめ
ここに挙げたコンテンツはあくまでも一部ですが、ランディングページを作る上で必要な要素を、まずは競合がどの程度コンテンツ化することができているかをしっかりと把握してみてください。それらを踏まえた上で、それより良いコンテンツを戦わせる。
まさに遅出しジャンケンかもしれません(笑)
それでは、また。