マーケットインとプロダクトアウトは同じ?!
Diagram of Customer Insight

「その考え方はプロダクトアウト的な発想だよね」

「しっかりとマーケットインで企画開発していかないと

このような会話のやりとりは、ビジネスシーンでよく見かけます。

このプロダクトアウトとマーケットインという概念は2000年代に入ってからよく使われる言葉となりましたが、正しく理解されていない方が意外に多くいることを日々感じている次第です。

マーケティング概念を正しく理解しないと、当然ながら自社事業へ活かすこともできません。つまり、事業成長は遠のくばかりです。

基本的な概念(=本質領域)だからこそ、正しく理解していただきたいと思います。

1.プロダクトアウト・マーケットインとは?

プロダクトアウト
商品の企画開発や生産において作り手の論理や計画を優先させる方法。
(デジタル大辞泉より引用)

マーケットイン
商品の企画開発や生産において消費者のニーズを重視する方法。
(デジタル大辞泉より引用)

と一般的に定義されています。

ニーズとシーズに関連付けると、
プロダクトアウトは「供給側(企業)のシーズ思考
マーケットインは「需要側(消費者)のニーズ思考」 と言えるかもしれません。

ただ、留意すべき点は、どちらも大前提として企業側の「商品・サービス」を起点とし、それを市場(マーケット)にどのように働きかけ販売(イン)していくか、という発想になります。(図1参照)

図1

つまり、「プロダクトアウト」と「マーケットイン」は根本的な概念は同じであると考えることができます。

2.マーケットアウト思考こそが必要

元ユー・エス・ジェイのCMOであり、P&G出身の剛腕マーケターである森岡氏(現在は株式会社刀の代表取締役)は、低迷していたテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を見事に復活に導きました。

森岡氏は著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」の中でも明確に記されていますが、プロダクトはもちろん、マーケティング戦略や組織体制を「消費者視点」の価値観や仕組みに変え、すべての施策を実行したのです。

つまり、決して自社の既存の枠組み(商品やサービス)ありき、ではなく、本当に消費者が求めていることは何なのか?という消費者視点からブレずに、USJのプロダクトをすべて見直したからこそ、V字復活を成し遂げることができました。

つまりこれは、マーケットアウト(消費者視点)でプロダクトイン(企画開発)していることになります。(図2参照)

図2

まとめ

「顧客創造が事業の目的である」

経営学の巨匠であるピーター・ドラッカー氏は言われています。

「すべては顧客からはじまる」

これがマーケティングの本質となりますが、私たちはついつい、消費者視点と言いつつ自社プロダクトありきで考えてしまいがちです。なぜなら、「自社の強みをどのように活かすか」が他社差別化の要諦でもあるからです。

しかしながら、他社差別化しようと必死に考えても、そもそも「顧客が求めるもの」からズレてしまっては元も子もありません。 ぜひ、マーケットアウト思考からブレずに、事業成長を見出していきましょう!

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